2008年5月23日金曜日

函館で交流会

さて、一度終えたはずのブログを再開するのは、各方面から再開するエールを送られたことのみならず、終えたあとも結構なアクセスを頂いているためです。

そこで、本業ではありませんが、地域をプロデュースして売り込んで行く立場として、移住(定住/季節移住)を考える人との交流や、関連する事柄があるごとにまた綴ることにします。(いつまで続くかわかりませんが・・(笑))

今回は、北海道新聞が函館市と主催した移住者交流会についての感想です。

6月2日、函館湯川のホテルに集まった数十名の函館市民。
今回は移住政策先進地伊達市の状況をシェアして、函館を考えるというような、何らかで「移住」に関わる人達が集まりました。
その多くが、日本各地から移住されてきたか、地元で様々なまちづくり活動に精を出してボランティア活動をしている市民です。

前半1時間ほどで、伊達市役所の住んでみたいまちづくり課の課長と私がそれぞれ状況説明。
私は「自らが移住して来た人間として移住促進にどうかかわっているか」を話しました。

そのあとはグループに分かれて意見交換。
私もあるグループの中でみなさんと考えをシェアしました。

函館は、外から見るより結構大変な現状にあるそうで、合併して31万人いた人口が29万人も割って、年々減少しているとのこと。
観光の入り込み数もかなり減って来ていて、これからどのようにして行けばよいのか、みなさん悩んでいるようでした。

伊達市はというと、観光も産業もない中、人口は横ばいを維持。自然減(毎年2-300人)をカバーできる程、社会増があるということだから立派です。
その大きな要因はというと、それはほとんどその道内では比較的穏やかな気候があること、それに人口規模と暮らし向きが適当にゆったりしていて、生活に不便もないところでしょうか。

函館を象徴する、赤れんがから上のあの急斜面にある古い洋風の家並みも、住むとなると水回りがいかれていたり、スーパーが遠い、観光客がいつも出入りしていて落ち着かない、など、なるほど住むには良くない条件が並ぶようです。

シーズンともなるとあれだけ観光客がはいってくる函館も、「住む」ことにおいては、課題が多くあるということでした。

しかし、グループのメンバーはだれもが「大好きな函館をなんとかしたい!」という熱い想いをもっているメンバーで、こうした人達がきっとこの町を良くして行くんだなあと、しみじみと感動するとともに、伊達市も負けていられないなと思ったわけです。

函館のみなさん、ありがとうございました。