2010年8月16日月曜日

地元のほのぼの盆踊り大会(伊達市大滝区)




伊達市中心部から車で30分ほどはいると、飛び地合併した
旧大滝村(現伊達市大滝区)がある。

この地は山間の集落で人口約1,500人ほど。
自然があって温泉があるので、今では伊達の「奥座敷」的存在。
言ってみれば札幌の奥座敷である「定山渓温泉」のような
「北湯沢温泉」がある。

ここでケーブルテレビを起ち上げて、番組制作を始めて
もう6年になるが、毎年決まってある、地域の話題の取材は
いつも同じようなものになってしまう。

しかし、そうでもないところもある。

毎年毎年、映り込む、子ども達の姿がそうだ。

「ああ、この子、随分と大きくなったなあ・・」とか
「随分としっかりしてきたなあ」とか

地元の子ども達の成長は、毎年感じる「新しいこと」
なのである。

一方で、他はあまり代わり映えはしない。
ほとんどのことは、淡々と過ぎ行き、人々はその中で
時を刻んで生活していく。

都会のようなめまぐるしい変化は、あまりないのである。

だから若者の中には「つまらない」と出て行くものも
いる。あたりまえのことである。

でも外に変化を求めて、外に幸せを求めて行く姿勢には
「もっともっと」のパターンに陥る危険性がある。
実は「外には幸せなんてない」のである。

そんなことで、どこかでそれを感じるのだろうか、
最近、若い人が、大滝のようなところに戻って来たり
就農したりしてくる。

そんな傾向は歓迎すべきではないか?


全国に、山村で暮らして行きたいと思う若者はたくさん
いるはず。でも一番の問題は「仕事」である。

現状、直接/間接、公共事業的なものに関わる仕事が
主たるものにならざるを得ないところが、
難しいところである。

そういえば、ケーブルテレビの仕事もそうなのだ。笑


この日あった北湯沢の盆踊り大会では、
大滝の住民が「合併したのだから伊達の踊りも覚えたい」と
お願いして、伊達音頭を披露しに、友人ら数人が参加して
くれた。

小さい盆踊り大会ではあったが、それぞれが
おしゃべりを楽しみ、お酒をのみながら、
みんなで小さな輪を作って踊るのは、風情があってよいものだった。






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