2009年8月22日土曜日

秘境の駅へ その2

小幌行きのお誘いをいただいた橋本さんは
アマチュアだが、なかなかの腕ききカメラマンである。

しかしもうひとつの顔は「仏師」である。

ご自身で仏像を彫る趣味も今では
ライフワークになっているという。

そして実はこの小幌には、
生涯12万体の仏像を彫ったと言われているあの
「円空上人」が30体ほどの仏像を彫ったという
洞窟があり、そこに一体、彼の彫った仏像が安置
されているのだ。

仏師でもあり写真家でもあり、ブロガーでもある
橋本さんが、興味を持たない理由はない。

我々は駅を下りると「岩屋観音」ルートの小径を
歩き出した。



小径はうっそうと茂った木々に囲まれて薄暗い。
小雨も降っていたので足下が滑る。

途中まで少し登ってから、蛇行する結構な急坂を
用心して下りて行く。


歩くこと約10分くらい。

眼下に木々のすきまから海が見えだし、
潮の香りが漂って来た。
ここまで来ればもうすぐだ。


小さな沢を渡ると目の前が開ける。


つづく

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