2007年8月15日水曜日

滞在者同士の交流は何より

M12マンションという長期滞在施設に5組のお試し滞在の方がいらっしゃる。
先日、とあるお客様のパソコンサポートにお邪魔したら、たまたまお会いした他の滞在者の方からお土産までいただいてしまった。かと思ったら階段でお会いした方は、近所の家庭菜園の方から野菜をたくさんお裾分けしてもらったので、ということで同じ滞在者の方達に配っているところであった。
麻雀相手を探されている方もいらっしゃる。なんか長屋風でいいものだ。

結局、長く滞在して、いろいろと見て回っても、結局のところは「お友達」ができることこそが滞在を楽しくするコツなのだと思う。

来年の予約もみなさんされているので、また来年顔を会わす。
中には東京で伊達で知り合った奥様の集まりも既に予定されているとのこと。
まあ人間関係ができるということは、大変なところもあるだろうが、

何ともうれしい限りなのだ。

2007年8月9日木曜日

来月のスロウマーケットの企画書

ある人に企画書を文章で書く人がいると聞いた。
なるほど、その方が相手にわかりやすいなあ、と思った。
そこで、私がまちづくりのためにやっている
「スロウなマーケット」の企画書を書いてみた。


====企画書======================

9月9日、日曜日。早朝から牧場にはさわやかな青空が広がりました。

少しやかましいくらい鳥がおしゃべりをするなか、遠くからは牛の
鳴き声も聞こえてきます。

今日は2回目のスロウまーけっとです。

メイン会場となる牧家のパーラー前は、朝早くから9時に始まる
市場の準備が早くも始まっています。

今回出店するお店は前回の倍の20店舗近く。1回目と同じように、
旬のものを中心に、地元の安全でおいしい食べ物のお店が中心ですが
今回はユニークな雑貨類やフリーマーケットも出店されます。

7時頃になると、出店者たちの車が、砂利道を一台ずつあがって
くる音がし始めました。


とうきびやソーセージの焼ける匂いが会場を包みだす頃には
会場のお店もすっかり準備が整いました。
お店はパーラー建物前の中庭を囲んで軒を連ね、その下の段には
イベント会場となる草地が広がります。

8時半を過ぎると、早くも1組目のお客さんが砂利道を車で
のぼってきました。前回も来てくれたご年配のご夫婦です。
笑顔を見せて車から降りてくるのが見えます。

事前に関係者筋で販売した前売り券は完売。
また、今回は1回目よりも広範に口コミをかけ、マスコミも利用して
広報したので人はたくさん集まりそうです。

10時近くになると駐車場はかなり混みだしました。
今回は駐車場整理係をつけて正解でした。
親につれられてきた子どもたちは、車に降りるなり走って
会場に向かってきます。

この市場にはなくてはならないすずきたかしさんのバイオリンの
演奏やギターの演奏がひびくなか、さわやかなマーケットは
最高潮になりました。
会場にはいろいろな食べ物のおいしい匂いが漂い、お客さんが
思い思いの場所で楽しく食しています。
子どもたちはあたりを走り回り、牧場のフットパスへ向かって
いきます。

砂利道を上って天ぷら油のシャトルバスが到着しました。
このシャトルバスは第2会場のイコロ農園を往復する天ぷら油で動く
車です。油は牧家が精製しているBDF(バイオディーゼル燃料)です。
車からイコロ農園から来たお客さんが連れ立っておりて
きました。

牧家パーラーからイコロ農園へは、今回フットパスがつくられ
行きは下りで15分ほど、ゆっくりときらめく海を見ながら
散策ができます。
途中、景観をこわさない表示看板があるので迷わずに
目的地へたどりつけます。

フットパスの半ばには、パラソルがあり、お茶をのみながら
すばらしい景観を楽しめるお休みどころもあります。
鳥の鳴き声とともに快適な時間をすごせます。

第2会場のイコロ農園では、歩いて来た人がゆっくりと休める
スペースが確保されています。
ここの自慢のピザ釜では手作りのピザやフランスパンを焼いて
ハーブティーをゆっくりと楽しめます。
また、中庭のカウンターには、冷えたビールが用意され、
何人かが座ってバーテンダーと話をしています。

メイン会場の牧家パーラーに歩いて帰るもよし、のぼりが
つらい方は、天ぷら油のシャトルバスに乗るもよし。
フットパスには人が行き来するのが見えます。

お昼すぎになると、メイン会場では、ぼちぼち食べ物も売り切れに
なるお店もでてきました。今回は前回の反省をして、おなかにたまる
食べ物も多くでていたので、お客さんはきっと満足したことでしょう。

また、牧場会場らしい趣向をこらしたイベントの数々も好評でした。
特に牧草ロール転がし競争は白熱し、歓声が広がりました。

バイオリンがゆっくりとしたテンポで流れて来る頃には
あれだけいたお客さんもすっかり消え、牧場あたりでちらほら見える
家族連れのみとなりました。
お店の人たちが片付けをしながら談笑しているのが見えます。
午後3時にはすっかり片付けも終わり、一部の関係者たちは
イコロ農園に向かいました。これから夜まで飲み会のようです。

こうして第2回目のスロウなマーケットは大盛況のうちに終わりました。

2007年8月8日水曜日

1歳の短期滞在者

首都圏からいらした奥様と娘さんと一緒に1歳のお子さんがやってきた。今回は2週間のご滞在。たまたまであるが、インターネット回線が敷かれている部屋にご滞在ということになった。

すると市役所の石澤さんから電話があり、「LAN回線の配線をなんとかできないか」ということだった。
予算がない中、なんとかしのいで、その部屋から両側に電波をとばすために、無線アンテナを分岐して2部屋に置いたのだが、それがちょっと問題だと言うのだ。理由を聞くとうなずけた。1歳の子がいじくってしょうながいからアンテナなどは届かないところに配線し直してほしいとのことだったのだ。

さっそく現場に急ぐ。

奥様にご挨拶。娘さんとお子さんは奥のお部屋でちょっとお昼寝。
さっそくのびている回線を上に這わすなり、しょうがないところは床にテープづけするなり、アンテナを他の部屋の上の棚に伸ばして配置するなりの措置をした。

約1時間の工事をしているうちに娘さんと一緒に当事者の1歳のお嬢さんも元気に起きて来た。
私のところにも笑顔ではいはいをしながら寄って来るひとなつこいお嬢さん。
ちょうどはいはいしてつかまり立ちする年頃のようだ。

冷たいお茶をごちそうになり、そば、焼肉、ラーメンなどのおいしいお店をご紹介して盛上がっているうちにふと見ると、お嬢さんはさっそく壁際の床周りでいたずらを始めていた。

ちょうど天候が悪い時期のご滞在になりそうだが、良い思い出を作って頂き、今度はもっと長くいらして頂きたいものだ。

2007年8月4日土曜日

武者まつりが終わったが・・


伊達の一大イベントである武者まつりが終わった。(写真は北のスロウライフより)
あいにくの天気で大変残念であったが、まあまあの人がまちに繰り出した。

しかし一体、どこにあんなに人がいるんだろうというくらい、このイベントには多くの人が繰り出す。観光客もいるんだろうが、ほとんどが周辺住民の格好をしている。

私も随分と伊達市民と知り合いになり、まちでもよく挨拶する人が増えたが、まだまだである。
考えてみれば伊達市民だけでも37千人以上いるのだから当たり前だが。

2007年8月3日金曜日

地元の方との交流

先日、滞在中のゴルフをやられるみなさんと3組で回ったが、その中に私のご近所Nさんも混じってもらった。Nさんも伊達に移住してから4年目で、前から一回ゴルフしましょうと言っていたのでちょうどよい機会だと思ったのだ。

ゴルフを終えてゴルフ場のジンギスカンを囲んで話ははずんでいたが、Nさんもみなさんと交流していただいた御陰で滞在者のみなさんに喜んでいただいた。

常々、お試し移住者と関わる住民はほんの一部であり、伊達市が移住に関して積極的に動いていることを実感として感じている住民が少ないのは無理ないと思っている。
しかし、こういう機会を通して、少しでも住民との接点をつくるのはコンシェルジュの大事な仕事でもある。

滞在者の中には地元サークルに積極参加して、かなりの友人をつくられた方もいらっしゃる。
そんなふうに地元の住民に接した滞在者は口をそろえて「みなさん、本当によくしていただける」と喜んでいらっしゃるのを聞くと、それはうれしい限りである。

今年いらしている滞在者の方の多くは来年またいらっしゃるということでもう予約をされている方も多い。
観光旅行と違う、滞在型季節移住は、施設があれば増えていくことだろう。