2007年11月22日木曜日

第3回スロウなマーケットは大雨・・

なんとも大変な3回目だった・・・。

11月11日(日)に行われた第3回伊達スロウなマーケットは暴風雨で最悪の天候となったのである。

当日の早朝、雨の中、私は会場となるイコロ農園までの目印にするゴム風船を、途中の道路脇にとりつけるために車で移動しながら、やっとの思いで開催となったせっかくの今回のスロうまに味方しない天気を恨んでいた。

9月9日にあった第2回目は、1000人程の来場という大盛況にはなったものの、終えた時点で実行委員会のメンバーはエネルギーを使い果たし、しばらくは私をはじめ、誰も3回目の開催を話すものはいなかった。

2回目にして大きくやりすぎたためだろう。
牧家ミルキングパーラーとイコロ農園の2会場を使っての準備と後片付けは大変であった。
多くの人に来てもらったのは素晴らしいことであったが、片手間に、しかも短期間(正味数日間)で企画して行うには厳しかった。こんな大変ならば続くはずがないのである。
さらに、もう一回やるとしても、10月以降の屋外イベントは寒すぎるのではないかという声もあった。

今年はじめて、伊達の豊富なすばらしい地産食材を生かして地域ブランドを構築できないかという試みの一環として、草の根運動的な動きをしてみたこの市場。目的は市民をどのように巻き込めるかという挑戦であった。
まずは何回かやってみようという試みの年であったから、2回で終わりにしてもよかったのである。

しかし、「結局もう一度やろう」ということになった。
スタッフの中に「やらなきゃ!」というガッツを出した者がいたのである。
その彼女たちに引っ張られて今回は10月も中頃を過ぎてから動き出した。

実はこのとき、NHKが取材をするということも実行する要因となっていた。
1回目はロケしたが、2回目は撮らず、彼らは3回目を当てにしていたのだった。

NHKは伊達に注目してから、今年の3月から断続的に伊達に来ては、我々を中心に、伊達市全体の取り組みを取材してきた。ローカルな町で何が起きているかという点を掘り下げるドキュメンタリーである。
これまでも道内では5月と8月にそれまでの取り組みが放映されたが、今度は12月に総集編的に全国放送だということだった。

そして、今回はとにかく、小規模でも満足のいく食べ物を!というスタンスで臨んだのだ。

結果・・・・。

大雨と風。外のテントはすっ飛ばされそうになる。
こんな状況で果たして人は来てくれるのだろうか?
出店をお願いしたみなさんに、なんと謝ろうか。
やはり11月に無理矢理開催したことが無理だったのであろうか。

頭にさまざまな後悔が出て来た開始時刻。

なんとぽつぽつとお客様がご来場してきたのである。

最終的に200名前後おとずれてくれた今回のスロウ市場。
室蘭など周辺からわざわざ雨の中来場された方も多かったようで中には「とてもおいしかった。」とか「毎月でもやってほしい。」なんて声までいただいた。
本当にうれしかった。

おいしい食材と身近な自然を持つ伊達市を「売る」ために、これからもこうした取り組みをしていきたい。

来場いただいた皆さん、そしてスタッフのみなさん、どうもありがとうございました!