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2011年10月28日金曜日

北海道伊達市の資産

さて、北海道伊達市にはすばらしい資産がある。

1)道内では冬に雪が少ないため暮らしやすい

  ただしここ数年結構降る。気流の変化があったかな。


2)マチのつくりがコンパクトである

  数キロ圏内に商業施設も含めてまとまっている平地に
  あるので季節がいい日は自転車で移動できる

3)食材が豊富である

  特に野菜はかなりの品種を育成。キャベツやレタスなど葉ものを中心に
  長芋やジャガイモなどの主要野菜。そしてトマトやかぼちゃ、ピーマン
  などの野菜は家庭菜園でも結構作っている人が多い。

  さらに、噴火湾の恵みはホタテの養殖から始まって、カレイ類、ソイや
  チカなどが簡単にとれる。

  ちょっと山にはいれば春は山菜、秋はキノコの宝庫でもある。

4)歴史背景があるため文化的

  これは意見がわかれるところだが、伊達市噴火湾文化研究所が中心になって
  いる文化活動は質の高いものがある。
  札響も来たり、地元に住む野田弘志画伯の縁による谷川俊太郎等の文化人が
  普通に行き交う。
  さらに、市民文化団体である伊達メセナ協会も活動が活発で北海道でも指折り。

5)価値の高い縄文遺跡群をもつ

  これは結構みなさん知らないし、そのすごさもわかっていない。

  最近文科省の学術研究機関に指定された。
  市の規模からしてありえないことらしい。
  これは高い価値を持つ歴史的資産が評価されたことが大きいだろう。
  伊達市は縄文遺跡による世界遺産もねらっている。

伊達・噴火湾文化研究所が“学術研究機関”に指定 2011.8.3付 室蘭民報
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/08/03/20110803m_06.html


史跡北黄金貝塚

2009年11月26日木曜日

また始まった仁義なき戦い・・・

伊達市にある大型スーパーは、昨年コープ札幌ができてから
イオングループのポスフールとダイエーグループのグルメシティ
そして農協のくみあいマーケット(Aコープ)、地元の雄スーパーウロコの戦い。
それに生鮮品はカネマツストアが続く。

どこまでコープ札幌にお客が流れたか、という話があったが
結果グルメシティは9月末で全面撤退。
なんとか生き残ったスーパーは一息をついたかどうか
知らないが、グルメシティのあとに来たのは最強のスーパー、アークス。

今日そのアークスがオープン。朝からすごい人出となった。

アークスオープン


この日の新聞折り込みチラシは、アークスに真っ向から
ぶつけて、くみあいマーケット/ウロコ/カネマツ、ポスフール、コープ札幌は静観の構え。

スーパーの仁義無き戦いは果てしなく続くのか。

これは地元住民にとって良いことなのかどうなのか?


ちらし

2009年10月1日木曜日

スロウなマーケットを今年もやってみて思うこと1

毎年我々の仲間で主催する「伊達スロウなマーケット」。

このまちにこんなマーケットがあればいいなあ〜という思いから
2年前から初めて今回が5回目。

基本テーマは「地元の資源を見直そう」である。
地元資源とは、食材だったり、景観だったり、人だったりする。


たとえばスロうまでは、地元食材を使った料理が出る。
海も山もある伊達は食材の宝庫。

そして今回も開催させていただいた会場のイコロ農園は
噴火湾や有珠山昭和新山を見渡す小高い丘にある素敵な場所。

それに音楽を奏でる地元の人たち・・・

すろうま



ただイベントというのは主催する者たちが「楽しく」
やらないと意味がないし、来る人たちも楽しくならない。


それにはまずモチベーションが必要。

「なんかわからんけど、やはりやりたい!」
「なんかわからんけど、やらないと気持ち悪い」

というような、内から湧き出るモチベーションである。


そして、
こればっかりは、それが起きるまで待つしかない。


それで今回も
9月初めになって「スロうま」の衝動がピークになった。




本当に「やろう」と思って、いつもの仲間に声かけを
すると、みんな気持ちよく実行委員会に加わってくれた。


だが、それぞれみな忙しいし、イベント開催が精神的にも
結構な負担になることを、みんなよく知っているので
それぞれ「少し距離を離して参加なら・・」という感じで
あった。


そうなると言い出しっぺの自分が大きな推進力にならないと
いけないわけだが、やはり頼りにならないと思ったのだろう。
準備の時間もあまりないし、「見てられない」ということで、
みんな随分といろいろ仕事をしてくれた。


実行委員会が開かれたのは直前の準備を含めて
合計3回だけ。会社に夜集まって打ち合わせをした。


すろうま

やることといえば会場の整備と出店者へのオファー、そして
人集めのために告知広報、会場備品の準備。


今回は盛り上げのための歌と踊りを披露することを
決めたメンバーもいた。


いずれにせよ、まあ日常生活に負担にならない程度で
みんな準備ができたと思う。


もうひとつ。
気が楽だったのは「予算」。

今回の「スロうま」は、株式会社アップデートの「むしゃなび」の
宣伝をかねての開催、つまり「むしゃなび」に後援してもらった
形としたので、数万円だが、予算は少しあったことも気が楽であった。


イベントで「人が来なかったらどうしよう・・」という気持ちは
本当にストレスになるものである。
でも広報でお金をかけるわけもいかず、工夫をする必要がある。



工夫した人集めをどうするか。



そのひとつの方法が「風船作戦」である。


今回来ていただいた方に声かけして、「どこからか?」「どうして
このイベントを知ったか?」ということを聞いていると

「通りがかりだったが、風船にひかれて来た」という人が
結構な数でいたのである。



風船作戦はゲリラ作戦で効果を発揮する。



風船が道ばたにポツポツ現れると、「あれ?何だろう。何か
イベントがあるのかな。何のイベントだろう?」という気になる。

それも、車で走っていてぽつりぽつりとあるだけで
伊達の町中にくるまで意味不明。これでますます気になる。









あるところ(ポイント)では少し風船を多くして
段ボールで作った小さな看板をつけて矢印で誘導を開始。

イベントの場所はもともと場所がわかりにくい農園。
目的を持って行こうとしている人も、たどり着けないぐらいの場所。
そのための誘導風船でもあるが、
きっとわけわからないで誘導された人は、来るまでも少し
「ワクワク」しながら来てくれたのだと思う。


風船は、ほとんどを道ばたの草木にお願いしてつけていった。
公共物にあまり派手に貼付けると、やはりまずいのである。


道ばたの雑草とかに風船をつけて宣伝したのは
ユニークだったと思う。



(つづく)

2009年9月30日水曜日

スロウなマーケットは大盛況!

うれしいです・・・


今年も9月に思い立って、いつものメンバーに声をかけ
9月27日(日)に開催した
「伊達スロウなマーケット(スロうま)」。

天気にも恵まれ、たくさんの方に訪れていただきました。


なんかやっぱり楽しいことやらないとねえ・・・という
ことです。


写真はこちら・・・

2009年7月7日火曜日

大手スーパー撤退の後は・・・

ウチの会社のすぐそばにあるダイエー系のスーパー、
グルメシティが9月に撤退することが決まったが
未だにまだその後が決まったと聞かない。

場所は国道沿いでもあるマチの中心部の一角。
決まらないと大変なことになる。


伊達のスーパー業界は昨年コープ札幌が出てきて、
イオングループのポスフールとグルメシティと三つどもえの戦いに
なっていたが、ついにグルメシティが撤退とは・・・

この跡地は、いくつかの大手小売店がはいってくる話も
あるが、まさかマンションとかにはならないだろうなあ。

ここ数年、ガソリンスタンドも安売りのモダ石油が町中に
店を出し、マクドナルドもジーパン屋もこぞって開店。

なんとなくマチが栄えてきているような気もするが、
地元企業ではないこともちょっと気がかりである。


こんな時代だから、大店舗進出がどうだとかいうことは
議論にならないところもあるが、
いずれにしてもマチの活性化になるような方向に
なってほしいものだ。

2009年6月30日火曜日

札幌に隣接する大滝も伊達市

伊達市は旧大滝村と平成18年3月に飛び地合併。
もとは壮瞥町を含めての3市町村対等合併のはずであったが
壮瞥町が離脱。

結局大滝村は伊達市の一部となり、大滝区となった。

大滝区となったこの地域は伊達市中心部より車で約30分〜40分。
国道453号と270号が通る山間地域で人口は1500人ほど。
札幌市南区や千歳市と接する。

戦前は鉱山産業があり、昭和40年代くらいまでは
それが大きな産業であったが、閉山後、早くから
福祉の村としての位置づけを開始。
今も多くの福祉施設がある。

北湯沢温泉があり、野口観光が大型温泉滞在施設を運営して
札幌を始め、多くの人がここを訪れる。

交通は道南バスのみ(終点まで1時間)なので
両親はレンタカーを半日借りていくことにした。

目的は北湯沢温泉とノルディックウォーキングコースの散策。

ノルディックウォーキングコースは、夏はノルディックウォーキング、
冬はノルディックスキーの国際大会が行われる、大滝自慢の資産。

最近は健康志向も上昇して、特にノルディックウォーキングの
人気は高くなってきている。

→ ノルディックウォーキングの紹介


このコース内にあるナイアガラの滝は
私も大好きな滝のひとつで、四季折々のすばらしさを
見せてくれる。


北湯沢温泉の名水亭は、第一と第二とあるが、
第一名水亭には大露天風呂、第二名水亭には外に温泉プールがある。
ただし水着着用が必要。

なお、北湯沢温泉には名水亭の他にも「御宿かわせみ」という
川べりにある露天風呂を持つ宿もある。

両親は車で、奥の方にある「三階滝」に行って「タピオラ」という
レストランによりながら、ノルディックウォーキングコース、
そして温泉につかって帰ってきた。

両親の感想
・滝は結構きれいでよかった
・温泉はもっとゆっくりつかりたかった
・途中の野菜直売所めぐりも今度ゆっくりとしたい

2008年5月23日金曜日

函館で交流会

さて、一度終えたはずのブログを再開するのは、各方面から再開するエールを送られたことのみならず、終えたあとも結構なアクセスを頂いているためです。

そこで、本業ではありませんが、地域をプロデュースして売り込んで行く立場として、移住(定住/季節移住)を考える人との交流や、関連する事柄があるごとにまた綴ることにします。(いつまで続くかわかりませんが・・(笑))

今回は、北海道新聞が函館市と主催した移住者交流会についての感想です。

6月2日、函館湯川のホテルに集まった数十名の函館市民。
今回は移住政策先進地伊達市の状況をシェアして、函館を考えるというような、何らかで「移住」に関わる人達が集まりました。
その多くが、日本各地から移住されてきたか、地元で様々なまちづくり活動に精を出してボランティア活動をしている市民です。

前半1時間ほどで、伊達市役所の住んでみたいまちづくり課の課長と私がそれぞれ状況説明。
私は「自らが移住して来た人間として移住促進にどうかかわっているか」を話しました。

そのあとはグループに分かれて意見交換。
私もあるグループの中でみなさんと考えをシェアしました。

函館は、外から見るより結構大変な現状にあるそうで、合併して31万人いた人口が29万人も割って、年々減少しているとのこと。
観光の入り込み数もかなり減って来ていて、これからどのようにして行けばよいのか、みなさん悩んでいるようでした。

伊達市はというと、観光も産業もない中、人口は横ばいを維持。自然減(毎年2-300人)をカバーできる程、社会増があるということだから立派です。
その大きな要因はというと、それはほとんどその道内では比較的穏やかな気候があること、それに人口規模と暮らし向きが適当にゆったりしていて、生活に不便もないところでしょうか。

函館を象徴する、赤れんがから上のあの急斜面にある古い洋風の家並みも、住むとなると水回りがいかれていたり、スーパーが遠い、観光客がいつも出入りしていて落ち着かない、など、なるほど住むには良くない条件が並ぶようです。

シーズンともなるとあれだけ観光客がはいってくる函館も、「住む」ことにおいては、課題が多くあるということでした。

しかし、グループのメンバーはだれもが「大好きな函館をなんとかしたい!」という熱い想いをもっているメンバーで、こうした人達がきっとこの町を良くして行くんだなあと、しみじみと感動するとともに、伊達市も負けていられないなと思ったわけです。

函館のみなさん、ありがとうございました。

2008年2月27日水曜日

各地から話を聞きにいらっしゃるのはうれしいが・・

今日も東京やら札幌やらからコンサルタントなどがお越しになった。
地方ではめずらしく元気に見える、まちの取り組みについての情報集め、調査である。

わざわざお越しくださるのはとてもありがたいこと。

しかし、何分、最近は時間がなくて対応が雑になる。
本業がしっかりしていなくて、会社が大変な状況なのに、そんなことしていていいのかと精神的余裕もない。

かといっておカネをとってまで対応する訳にも行かないし、困ったものだ。

有名税みたいなものだろうなあ、と思う。

2008年2月23日土曜日

伊達市が総務大臣より表彰をうける!

室民(地元新聞)によると、伊達市が総務大臣より表彰を受けた。
生活産業創出のまちの取り組みを評価されたとのこと。

2月22日室蘭民報

他の多くの地方都市が政策に苦労している中、民間出身の菊谷市長のアイデアと采配によるものだ。

有能な首長、そして(一部かもしれないが)有能な伊達市職員のもとにいて幸せだと、改めて思った。

民間もがんばらなくては!

2008年2月13日水曜日

移住を題材に学生が来る・・・


葉山の総合研究大学院大学という学校の学生たちが自分たちの企画で
伊達市にやってきた。

総研大学生企画事業「地域をつたえる−生活者にとって必要な資料館とは
−」

伊達市噴火湾文化研究所ゲストハウスで行われた企画で
1時間の講演を依頼された。

学生たち、熱心に聞いてくれた。
なかなかの真剣さが伝わった。


講演内容のメモは以下。
かなり話は脱線したが。


1)移住前の伊達市のイメージ

2001年1月に移住

移住前は札幌。伊達に関してなんの情報もなかった。

ただ、北海道の中ではゴルフ場の営業期間が長いとうことだけ知っていた。


2)当初のイメージと、生活してからの実感したこととの差(日常生活・学校・仕
事・趣味などの視点で)

・風のにおい 自然との距離感
 春先の流れる雲と天気の変化、高い空・・・

・小さなまちだなあ
 ただ生活するのに不便はなさそうだ・・・
 スーパーやホームセンター

子どもの新しい学校作りで移住してきた(動機)

学校関係者、2000年頃からこれまでに
子どもだけでのべ100名以上移住
親/先生などのべ6−70名以上移住

・異質のものに対する様々な拒否反応
 シュタイナー学校(世界ではヴァルドルフスクールと呼ばれ900校以上
 先進国では日本だけで認知されていない・・)
 変な宗教団体/一度偏見を持たれるとそれを変えて行くのに苦労
 
 都会ではさまざまな価値観の人達が居て薄まるが・・ 

 別に伊達だからというわけではないだろう

 伊達は40年近く住んでいてもよそ者扱いされる土地でもある。
 一方、新しく来る人にめっぽう評判が良い話も多く聞く。
 その2面性がユニーク。


・教育や教育環境に対する価値観/ニーズの違い
 都会から来た人達と地方にいる人達
 
・仕事に関しては地元のある会社の社長に助けられてなんとか

 地元の人に助けられてきたことが本当にありがたかった・・

3)新たに伊達市で気がついたこと 新たにトライした事 (環境、風土・歴史など)

・季節ごとの豊富な食材
 春の山菜/夏野菜/秋のキノコ/冬のホタテや海藻など海産物


顔の見える規模のまち  季節のいただきもの 豊かな生活

・豊富な自然
 特に大滝での自然活動
   地元の人達に新しい視点による地元資産の再発見に感謝される

・大滝ではケーブルテレビを通して歴史の紹介など

よそものならではの地元資産の再発見


・2006ー7年
 中長期滞在/移住の視点からのまちづくり
 「あるこうよ」などの滞在メニューづくり

4)移住希望者が持つ伊達市のイメージとニーズ

 ほとんどが一番いい季節『夏』にいらっしゃる

・北海道でも比較的暮らしやすいまち
 避暑を目的とした中期滞在者(一時移住)

 (来てから発見)
 食べ物がおいしい/意外と文化的/洞爺湖などが近い

・ニーズは様々
 まちに大きな書店がない、インターネット環境が遅れている・・
 公共交通網が弱い、商店街がさびしい、居酒屋に地元のお酒が置いていない・・

いろいろあるが、田舎なんだからしょうがない
便利な生活をしたいならば都会にいればいい

 実際に定住を考える人達はどのように地域にはいっていくかがポイント

5)そのニーズにどの程度伊達の町が対応できているのか (買い物や病院、娯楽
などの視点)

 ・市民活動団体の冊子づくりなどを通して地域との接点づくり

 ・あいのりタクシー

 娯楽等については札幌や東京に行ってもいい。
 移住を考える人は、そこにニーズがあるわけではない。
 地元の人との価値観の違い

その他

結局は「ひと」そして「まちづくり」が決め手。

人と人のつながりは文化を創り、時間をかけて地域の価値を上げる。
それによって、人はもっとよってきて繁栄していくはず。


そして自分の「存在価値」をみつけられて何よりも幸せ!


質疑・応答

2008年1月29日火曜日

お年寄りにヒアリング

前回の通り、現在ヒアリング調査をしてるが、おかげさまで地域のお年寄りとお話しする機会ができた。

市内には「老人クラブ組織」があり、自治会単位で組織化され、定期的に会員が集まっては楽しく時を過ごしている。

一応、加入条件は60歳以上とのことだが、実際には70代以上の方がほとんど。60代はまだまだ体も動くのでわざわざ所属もしない人が多いとのこと。

そんなみなさんとお話をして一番感じること。

それは、適当に移動をする手段がないということである。

どこかに行く上でもいつもタクシーを利用するわけにもいかず、結局徒歩の範囲でほとんどの時間を過ごす。

そう考えるとやはり市内交通は活性化のカギになるだろう。

市長も言っていたが、電動カートはいいかもなあ。

2008年1月27日日曜日

地域情報センター構想の調査

伊達市の構想する『地域情報センター』というものをどう構築するか。

現在、弊社では市民の情報に関するニーズや地域情報の伝達手段についての調査をすすめている。

300名以上の市民からのアンケート調査、および100名たらずからのヒアリングによる調査でわかってきたこと。

それは、情報伝達において「まだまだインターネットや携帯電話でやることは無理」ということである。

総務省の調査によると、インターネット普及率は町村部では30%程。

携帯電話は結構持っているものの、まだまだメールやネットの利用が一般的にされているレベルまでは至っていない。

もしかしたらあと5年もすれば状況は様変わりかもしれないが、

現時点では有効な伝達手段は口コミ、そして紙媒体ということになる。

地方だからこそ、ネットの普及は地域インフラに有効と思うが、実際にはかなり難しいようだ。

ちなみに、伊達市は中心部においては光通信が整備され、周辺はxDSL回線が整備されている。

大滝区においては、山間部ながら、ケーブルテレビのおかげでブロードバンドになっている。

2007年11月22日木曜日

第3回スロウなマーケットは大雨・・

なんとも大変な3回目だった・・・。

11月11日(日)に行われた第3回伊達スロウなマーケットは暴風雨で最悪の天候となったのである。

当日の早朝、雨の中、私は会場となるイコロ農園までの目印にするゴム風船を、途中の道路脇にとりつけるために車で移動しながら、やっとの思いで開催となったせっかくの今回のスロうまに味方しない天気を恨んでいた。

9月9日にあった第2回目は、1000人程の来場という大盛況にはなったものの、終えた時点で実行委員会のメンバーはエネルギーを使い果たし、しばらくは私をはじめ、誰も3回目の開催を話すものはいなかった。

2回目にして大きくやりすぎたためだろう。
牧家ミルキングパーラーとイコロ農園の2会場を使っての準備と後片付けは大変であった。
多くの人に来てもらったのは素晴らしいことであったが、片手間に、しかも短期間(正味数日間)で企画して行うには厳しかった。こんな大変ならば続くはずがないのである。
さらに、もう一回やるとしても、10月以降の屋外イベントは寒すぎるのではないかという声もあった。

今年はじめて、伊達の豊富なすばらしい地産食材を生かして地域ブランドを構築できないかという試みの一環として、草の根運動的な動きをしてみたこの市場。目的は市民をどのように巻き込めるかという挑戦であった。
まずは何回かやってみようという試みの年であったから、2回で終わりにしてもよかったのである。

しかし、「結局もう一度やろう」ということになった。
スタッフの中に「やらなきゃ!」というガッツを出した者がいたのである。
その彼女たちに引っ張られて今回は10月も中頃を過ぎてから動き出した。

実はこのとき、NHKが取材をするということも実行する要因となっていた。
1回目はロケしたが、2回目は撮らず、彼らは3回目を当てにしていたのだった。

NHKは伊達に注目してから、今年の3月から断続的に伊達に来ては、我々を中心に、伊達市全体の取り組みを取材してきた。ローカルな町で何が起きているかという点を掘り下げるドキュメンタリーである。
これまでも道内では5月と8月にそれまでの取り組みが放映されたが、今度は12月に総集編的に全国放送だということだった。

そして、今回はとにかく、小規模でも満足のいく食べ物を!というスタンスで臨んだのだ。

結果・・・・。

大雨と風。外のテントはすっ飛ばされそうになる。
こんな状況で果たして人は来てくれるのだろうか?
出店をお願いしたみなさんに、なんと謝ろうか。
やはり11月に無理矢理開催したことが無理だったのであろうか。

頭にさまざまな後悔が出て来た開始時刻。

なんとぽつぽつとお客様がご来場してきたのである。

最終的に200名前後おとずれてくれた今回のスロウ市場。
室蘭など周辺からわざわざ雨の中来場された方も多かったようで中には「とてもおいしかった。」とか「毎月でもやってほしい。」なんて声までいただいた。
本当にうれしかった。

おいしい食材と身近な自然を持つ伊達市を「売る」ために、これからもこうした取り組みをしていきたい。

来場いただいた皆さん、そしてスタッフのみなさん、どうもありがとうございました!










2007年10月28日日曜日

地域の人材の多さに感激



伊達を代表するアコースティックライブバー「KANZY」が主催して、そこのお客さんが出演する形式のコンサートがあり、審査員として出席した。
15組の出演者が素人離れした演奏を繰り広げた。

ピアノ弾き語りあり、ギターソロあり、グループ演奏あり・・・
伊達にいろいろな人材がいることに感激した。

きっとこのまちは、いろいろな分野でも、たくさん人材は埋もれているのであろう。
もっともっと掘り起こすことができれば、すごく楽しいまちになりそうだと期待できた夜だった。

2007年10月11日木曜日

まちづくりの継続について

自分の住んでいる町を豊かにしたい。楽しくしたい。自慢できるようになりたい。

そういう思いは誰でもあるはずだと思う。

だが、実際にどれだけそれに自分の時間を使えるか、これが難しい。

第一に
自分の生活が健全であること。

第二に
時間に余裕があるということ。

第三に
強い動機があること。

この3つ「すべて」がないと継続できない。

自分は、まちづくりに関わっていると言えるが、目下のところ強い動機だけはある。

となると、まず最初に健全な生活をめざし、軌道に乗せることこそが一番必要なようである。

ということで、あまり無理はしないことにした。

2007年10月7日日曜日

第2回スロウなマーケットが終わり・・・

1ヶ月以上書き込みをしなかった。

その言い訳をするとしたら、「充実していたから」である。

「忙しかった」というのをより前向きに表現すると
「充実した時間を過ごしていた」ということになるのだ。

9月9日に第2回スロウなマーケットをやった。

1回目よりもかなり大規模になってしまい、口コミだけなのに
1,000人位の来場があったようで、うれしい一方で
沈んでしまった。

まず、疲れた。

本業で力を抜けず、短期集中でイベントを仕上げること。
第1回目よりも、より良いものにしたいという緊張感。
より多くの人達を巻きこんだという責任感。
そして、何よりも、設営のテントが重かったこと・・・・。

それで先月末、一段落ついたところで、振返りと今後の予定を
実行部隊10人くらいで5時間かけて話合った。

結局、今年3回目をやるエネルギーもなくしかけていたものの
「やろう」という声が大きくなり、もう一回だけ11月にやる
ことになった。

多くの仲間と一緒だから、すばらしいことが為せるのだと思った。

みんな、ありがとう。

2007年8月9日木曜日

来月のスロウマーケットの企画書

ある人に企画書を文章で書く人がいると聞いた。
なるほど、その方が相手にわかりやすいなあ、と思った。
そこで、私がまちづくりのためにやっている
「スロウなマーケット」の企画書を書いてみた。


====企画書======================

9月9日、日曜日。早朝から牧場にはさわやかな青空が広がりました。

少しやかましいくらい鳥がおしゃべりをするなか、遠くからは牛の
鳴き声も聞こえてきます。

今日は2回目のスロウまーけっとです。

メイン会場となる牧家のパーラー前は、朝早くから9時に始まる
市場の準備が早くも始まっています。

今回出店するお店は前回の倍の20店舗近く。1回目と同じように、
旬のものを中心に、地元の安全でおいしい食べ物のお店が中心ですが
今回はユニークな雑貨類やフリーマーケットも出店されます。

7時頃になると、出店者たちの車が、砂利道を一台ずつあがって
くる音がし始めました。


とうきびやソーセージの焼ける匂いが会場を包みだす頃には
会場のお店もすっかり準備が整いました。
お店はパーラー建物前の中庭を囲んで軒を連ね、その下の段には
イベント会場となる草地が広がります。

8時半を過ぎると、早くも1組目のお客さんが砂利道を車で
のぼってきました。前回も来てくれたご年配のご夫婦です。
笑顔を見せて車から降りてくるのが見えます。

事前に関係者筋で販売した前売り券は完売。
また、今回は1回目よりも広範に口コミをかけ、マスコミも利用して
広報したので人はたくさん集まりそうです。

10時近くになると駐車場はかなり混みだしました。
今回は駐車場整理係をつけて正解でした。
親につれられてきた子どもたちは、車に降りるなり走って
会場に向かってきます。

この市場にはなくてはならないすずきたかしさんのバイオリンの
演奏やギターの演奏がひびくなか、さわやかなマーケットは
最高潮になりました。
会場にはいろいろな食べ物のおいしい匂いが漂い、お客さんが
思い思いの場所で楽しく食しています。
子どもたちはあたりを走り回り、牧場のフットパスへ向かって
いきます。

砂利道を上って天ぷら油のシャトルバスが到着しました。
このシャトルバスは第2会場のイコロ農園を往復する天ぷら油で動く
車です。油は牧家が精製しているBDF(バイオディーゼル燃料)です。
車からイコロ農園から来たお客さんが連れ立っておりて
きました。

牧家パーラーからイコロ農園へは、今回フットパスがつくられ
行きは下りで15分ほど、ゆっくりときらめく海を見ながら
散策ができます。
途中、景観をこわさない表示看板があるので迷わずに
目的地へたどりつけます。

フットパスの半ばには、パラソルがあり、お茶をのみながら
すばらしい景観を楽しめるお休みどころもあります。
鳥の鳴き声とともに快適な時間をすごせます。

第2会場のイコロ農園では、歩いて来た人がゆっくりと休める
スペースが確保されています。
ここの自慢のピザ釜では手作りのピザやフランスパンを焼いて
ハーブティーをゆっくりと楽しめます。
また、中庭のカウンターには、冷えたビールが用意され、
何人かが座ってバーテンダーと話をしています。

メイン会場の牧家パーラーに歩いて帰るもよし、のぼりが
つらい方は、天ぷら油のシャトルバスに乗るもよし。
フットパスには人が行き来するのが見えます。

お昼すぎになると、メイン会場では、ぼちぼち食べ物も売り切れに
なるお店もでてきました。今回は前回の反省をして、おなかにたまる
食べ物も多くでていたので、お客さんはきっと満足したことでしょう。

また、牧場会場らしい趣向をこらしたイベントの数々も好評でした。
特に牧草ロール転がし競争は白熱し、歓声が広がりました。

バイオリンがゆっくりとしたテンポで流れて来る頃には
あれだけいたお客さんもすっかり消え、牧場あたりでちらほら見える
家族連れのみとなりました。
お店の人たちが片付けをしながら談笑しているのが見えます。
午後3時にはすっかり片付けも終わり、一部の関係者たちは
イコロ農園に向かいました。これから夜まで飲み会のようです。

こうして第2回目のスロウなマーケットは大盛況のうちに終わりました。

2007年8月4日土曜日

武者まつりが終わったが・・


伊達の一大イベントである武者まつりが終わった。(写真は北のスロウライフより)
あいにくの天気で大変残念であったが、まあまあの人がまちに繰り出した。

しかし一体、どこにあんなに人がいるんだろうというくらい、このイベントには多くの人が繰り出す。観光客もいるんだろうが、ほとんどが周辺住民の格好をしている。

私も随分と伊達市民と知り合いになり、まちでもよく挨拶する人が増えたが、まだまだである。
考えてみれば伊達市民だけでも37千人以上いるのだから当たり前だが。

2007年7月9日月曜日

スロウなマーケットは盛況

伊達でスロウに時を過ごしながら楽しく人々と交流しよう、というこの初めての企画。

7月8日(日)当日は、朝からお試し滞在の方もみなさんにも参加していただき、強い日差しの中、多くの人が農園での楽しいマーケットで時間をすごしてもらった。動員は約200名。

今回の課題は、「いかに手間をかけないでできるか。」であった。
なぜなら、「消耗しないで継続していきたいから」である。

地元の人は、自分たちがこうした時間をすごせるすばらしい土地に住んでいることをもっともっと知ってほしい。

第2回目は9月9日(日)開催予定。

2007年6月14日木曜日

移住コンシェルジュ参上(その2)

そもそもなぜ自治体は団塊の世代の移住促進をするのか。
移住者を招き入れるメリットはなんだろうか。

ひとつの理由としては経済効果があるからという。
一組の団塊の世代が移住してくると生涯億単位のお金が地域に落ちるという理屈である。

しかし、負担も当然考えなくてはならない。
団塊の世代が仕事を引退して、自分の資産や年金で生活する場合は、確かに地域に落ちるお金もあるが、公共整備の必要性や医療保険負担などが増えていく事情もあろう。

また住民にとっても、この切り口(経済効果)から受益者意識をもつことは難しいだろう。
直接的な受益者は、家を建てるとしたら建築会社、不動産会社などになり、もちろん商店街なども受益者になるはずなのだが実感は持ちにくい。ましてや税収などの面も直接意識されることにはならないだろう。

だから経済効果については、それを全面に押し出しても住民にはピンとこない。
住民にピンとこないということは、移住促進については、あくまで行政がやっているだけの話で、住民には関係ない話で終わってしまうということになる。

また、こうした団塊の世代がはいってくることでの新ビジネスが創出されるという考えもある。

確かに可能性としてはある。実証実験では、お試し滞在の方達が滞在中に落とすお金は、月間数十万円以上にもなった。ただ、滞在中には友人や知人を呼び寄せて道内旅行をするなどの例もあるという興味深い報告もある一方、地元に落ちるお金はどれだけのものか。が、人が出入りすれば経済が動くのは間違いはない。

しかし、これもよほどの数の流入にならないと、これまた実感として移住者によってそのようになるという実感はわかないだろう。伊達市などは何百という団塊の世代が移住して来るという事態などは考えづらいわけで、それなら既存の地元の団塊の世代の方がずっと数としては多いのであるからニュービジネスは移住者には関係ない。
現実には季節移住などの新しいライフスタイルに関してのサービスの提供、あるいは移住者向けの情報提供に関わる不動産や広告にからめての若干のニュービジネスがイメージできるにとどまっている。

だが、移住者(定住/季節移住)が地域に多く入って来ると、何かが変わるのは確かだと思う。

伊達市は、ここ10年、15年で見ると、かなり変わったという。
昔は20年住んでいてもよそ者あつかい。よそ者が商売を始めてもつぶされる、などなど、保守的で有名なまちであったこのまちが、今こうして外に開く力を持ったということ。きっといろいろな意味で古き良きものと新しき良きものが融合しつつあるのだと確信している。

そしてこの融合が新しい時代の文化をつくる。

私は、このことが何よりも地域にとって一番有益なことではないかと思うのである。