2008年8月30日土曜日

伊達を舞台の小説が出た

かじまさ(加治 将一さん)の本が出た。
タイトルは「アルトリ岬」(PHP研究所)である。

何年ぶりだろうか。

本を見て泣いたのは。

かじまささん伊達に取材

かじまささん、ありがとう!

心が洗われる気分だった・・・

2008年5月23日金曜日

函館で交流会

さて、一度終えたはずのブログを再開するのは、各方面から再開するエールを送られたことのみならず、終えたあとも結構なアクセスを頂いているためです。

そこで、本業ではありませんが、地域をプロデュースして売り込んで行く立場として、移住(定住/季節移住)を考える人との交流や、関連する事柄があるごとにまた綴ることにします。(いつまで続くかわかりませんが・・(笑))

今回は、北海道新聞が函館市と主催した移住者交流会についての感想です。

6月2日、函館湯川のホテルに集まった数十名の函館市民。
今回は移住政策先進地伊達市の状況をシェアして、函館を考えるというような、何らかで「移住」に関わる人達が集まりました。
その多くが、日本各地から移住されてきたか、地元で様々なまちづくり活動に精を出してボランティア活動をしている市民です。

前半1時間ほどで、伊達市役所の住んでみたいまちづくり課の課長と私がそれぞれ状況説明。
私は「自らが移住して来た人間として移住促進にどうかかわっているか」を話しました。

そのあとはグループに分かれて意見交換。
私もあるグループの中でみなさんと考えをシェアしました。

函館は、外から見るより結構大変な現状にあるそうで、合併して31万人いた人口が29万人も割って、年々減少しているとのこと。
観光の入り込み数もかなり減って来ていて、これからどのようにして行けばよいのか、みなさん悩んでいるようでした。

伊達市はというと、観光も産業もない中、人口は横ばいを維持。自然減(毎年2-300人)をカバーできる程、社会増があるということだから立派です。
その大きな要因はというと、それはほとんどその道内では比較的穏やかな気候があること、それに人口規模と暮らし向きが適当にゆったりしていて、生活に不便もないところでしょうか。

函館を象徴する、赤れんがから上のあの急斜面にある古い洋風の家並みも、住むとなると水回りがいかれていたり、スーパーが遠い、観光客がいつも出入りしていて落ち着かない、など、なるほど住むには良くない条件が並ぶようです。

シーズンともなるとあれだけ観光客がはいってくる函館も、「住む」ことにおいては、課題が多くあるということでした。

しかし、グループのメンバーはだれもが「大好きな函館をなんとかしたい!」という熱い想いをもっているメンバーで、こうした人達がきっとこの町を良くして行くんだなあと、しみじみと感動するとともに、伊達市も負けていられないなと思ったわけです。

函館のみなさん、ありがとうございました。

2008年3月18日火曜日

みなさまへ今までありがとうございました

最近の会社の状況を理由に、なかなか「移住コンシェルジュ」のお仕事ができなくなりました。


これからはもう少し地域や内容を広げた活動をはじめていきます。

特に洞爺エリアという新しい地域のブランディングはやりがいのある仕事です。

自分たちの住む地域をより魅力的にして、もっともっとたくさんの人に良い時間を過ごしてもらいたいものです。

これからもがんばります。

おっと、北海道伊達市にいらっしゃるときは、株式会社アップデートをおたずねくださいね。

今後このブログはアーカイブとして使われます。市役所のNさん。もう更新しませんよ。(笑)


ありがとうございました。

2008年3月3日月曜日

テレビ局から取材の話あったが・・・

またしてもテレビ局から取材の話。地域でがんばっている活動家の取材だという。

昨年は9ヶ月にわたり取材をしていただいたNHKさんをはじめ、これまでメディアに出るたびに「伊達市」の認知は広がってきた。

だが、有名になるだけでは稼げないものだ。

今は外に露出するのではなく、地道な営業活動で早くお客様をひとりでも多く作らないといけない。そういう時期だ。

ということで、声をかけていただくのは本当にありがたい話だが、今回の取材はお断りした。

地域にメリットがあったとしても、自分の会社にメリットがないと続けられないものだ。

それこそ本末転倒にならないようにがんばろう。

2008年2月27日水曜日

各地から話を聞きにいらっしゃるのはうれしいが・・

今日も東京やら札幌やらからコンサルタントなどがお越しになった。
地方ではめずらしく元気に見える、まちの取り組みについての情報集め、調査である。

わざわざお越しくださるのはとてもありがたいこと。

しかし、何分、最近は時間がなくて対応が雑になる。
本業がしっかりしていなくて、会社が大変な状況なのに、そんなことしていていいのかと精神的余裕もない。

かといっておカネをとってまで対応する訳にも行かないし、困ったものだ。

有名税みたいなものだろうなあ、と思う。

2008年2月25日月曜日

伊達は柿の北限?



ここ数日の寒波は結構すごかった。

千歳などは車数十台が立ち往生して救助隊も出たそうだが、伊達は風こそあれ、雪は降らなかった。

ただ、寒い! マイナス7-8度というところか。風も吹くと体感温度はさらにさがり、外をなかなか歩けないほどだ。



伊達は柿の北限といわれている。が、実際には札幌にも柿の木はあるそうだ。

伊達市役所通りは柿の木並木がある。

商店街で柿をもぐイベントもなされているが、もがれていない柿はこうして天然の干し柿になる(?)。

写真は10日ほど前の市役所前の柿。

2008年2月23日土曜日

伊達市が総務大臣より表彰をうける!

室民(地元新聞)によると、伊達市が総務大臣より表彰を受けた。
生活産業創出のまちの取り組みを評価されたとのこと。

2月22日室蘭民報

他の多くの地方都市が政策に苦労している中、民間出身の菊谷市長のアイデアと采配によるものだ。

有能な首長、そして(一部かもしれないが)有能な伊達市職員のもとにいて幸せだと、改めて思った。

民間もがんばらなくては!

2008年2月13日水曜日

移住を題材に学生が来る・・・


葉山の総合研究大学院大学という学校の学生たちが自分たちの企画で
伊達市にやってきた。

総研大学生企画事業「地域をつたえる−生活者にとって必要な資料館とは
−」

伊達市噴火湾文化研究所ゲストハウスで行われた企画で
1時間の講演を依頼された。

学生たち、熱心に聞いてくれた。
なかなかの真剣さが伝わった。


講演内容のメモは以下。
かなり話は脱線したが。


1)移住前の伊達市のイメージ

2001年1月に移住

移住前は札幌。伊達に関してなんの情報もなかった。

ただ、北海道の中ではゴルフ場の営業期間が長いとうことだけ知っていた。


2)当初のイメージと、生活してからの実感したこととの差(日常生活・学校・仕
事・趣味などの視点で)

・風のにおい 自然との距離感
 春先の流れる雲と天気の変化、高い空・・・

・小さなまちだなあ
 ただ生活するのに不便はなさそうだ・・・
 スーパーやホームセンター

子どもの新しい学校作りで移住してきた(動機)

学校関係者、2000年頃からこれまでに
子どもだけでのべ100名以上移住
親/先生などのべ6−70名以上移住

・異質のものに対する様々な拒否反応
 シュタイナー学校(世界ではヴァルドルフスクールと呼ばれ900校以上
 先進国では日本だけで認知されていない・・)
 変な宗教団体/一度偏見を持たれるとそれを変えて行くのに苦労
 
 都会ではさまざまな価値観の人達が居て薄まるが・・ 

 別に伊達だからというわけではないだろう

 伊達は40年近く住んでいてもよそ者扱いされる土地でもある。
 一方、新しく来る人にめっぽう評判が良い話も多く聞く。
 その2面性がユニーク。


・教育や教育環境に対する価値観/ニーズの違い
 都会から来た人達と地方にいる人達
 
・仕事に関しては地元のある会社の社長に助けられてなんとか

 地元の人に助けられてきたことが本当にありがたかった・・

3)新たに伊達市で気がついたこと 新たにトライした事 (環境、風土・歴史など)

・季節ごとの豊富な食材
 春の山菜/夏野菜/秋のキノコ/冬のホタテや海藻など海産物


顔の見える規模のまち  季節のいただきもの 豊かな生活

・豊富な自然
 特に大滝での自然活動
   地元の人達に新しい視点による地元資産の再発見に感謝される

・大滝ではケーブルテレビを通して歴史の紹介など

よそものならではの地元資産の再発見


・2006ー7年
 中長期滞在/移住の視点からのまちづくり
 「あるこうよ」などの滞在メニューづくり

4)移住希望者が持つ伊達市のイメージとニーズ

 ほとんどが一番いい季節『夏』にいらっしゃる

・北海道でも比較的暮らしやすいまち
 避暑を目的とした中期滞在者(一時移住)

 (来てから発見)
 食べ物がおいしい/意外と文化的/洞爺湖などが近い

・ニーズは様々
 まちに大きな書店がない、インターネット環境が遅れている・・
 公共交通網が弱い、商店街がさびしい、居酒屋に地元のお酒が置いていない・・

いろいろあるが、田舎なんだからしょうがない
便利な生活をしたいならば都会にいればいい

 実際に定住を考える人達はどのように地域にはいっていくかがポイント

5)そのニーズにどの程度伊達の町が対応できているのか (買い物や病院、娯楽
などの視点)

 ・市民活動団体の冊子づくりなどを通して地域との接点づくり

 ・あいのりタクシー

 娯楽等については札幌や東京に行ってもいい。
 移住を考える人は、そこにニーズがあるわけではない。
 地元の人との価値観の違い

その他

結局は「ひと」そして「まちづくり」が決め手。

人と人のつながりは文化を創り、時間をかけて地域の価値を上げる。
それによって、人はもっとよってきて繁栄していくはず。


そして自分の「存在価値」をみつけられて何よりも幸せ!


質疑・応答

2008年2月4日月曜日

滋賀県からのお客様

今日は優良田園住宅を予約されたものの、冬の様子が不安であったということでこの一番寒い季節にいらした滋賀県からのお客様をご案内。

たまたま時間がとれたので、この優田付近にお家を11年前に建てて移住されたご夫婦の生活ぶりを見させていただいた。
なかなか先方様との時間を調整できないので、ラッキーだった。

お話の中では、主に、冬の生活についてと車の免許の無い奥様の免許取得のお話がでた。

冬は歩くスキーで付近の畑を歩かれているこのご夫婦。ちょうど優良田園住宅のとなりにはパークゴルフ場もあり、そこで天気の良い日には思いっきり汗もかけるとの話。
この辺はそういう意味ではほんとうに恵まれた環境である。

車で5ー6分も行けば、市内中心部に行けるが、車が無いとやはり冬は不便。
奥様は免許の取得をさかんにこの奥様にすすめて、自分の行動範囲を広げた方がよいとのアドバイス。
冬道の運転が不安、との旦那様の心配をよそに、すっかり見方を得た当の奥様は大変なお喜び。

おかげさまですっかりと話が弾み、帰り道に伊達のまちを一望する牧家ミルキングパーラーに立ち寄りながら、おすすめのおそば屋さんへお連れした。


きっと来て頂けることになろう。

2008年1月29日火曜日

お年寄りにヒアリング

前回の通り、現在ヒアリング調査をしてるが、おかげさまで地域のお年寄りとお話しする機会ができた。

市内には「老人クラブ組織」があり、自治会単位で組織化され、定期的に会員が集まっては楽しく時を過ごしている。

一応、加入条件は60歳以上とのことだが、実際には70代以上の方がほとんど。60代はまだまだ体も動くのでわざわざ所属もしない人が多いとのこと。

そんなみなさんとお話をして一番感じること。

それは、適当に移動をする手段がないということである。

どこかに行く上でもいつもタクシーを利用するわけにもいかず、結局徒歩の範囲でほとんどの時間を過ごす。

そう考えるとやはり市内交通は活性化のカギになるだろう。

市長も言っていたが、電動カートはいいかもなあ。

2008年1月27日日曜日

地域情報センター構想の調査

伊達市の構想する『地域情報センター』というものをどう構築するか。

現在、弊社では市民の情報に関するニーズや地域情報の伝達手段についての調査をすすめている。

300名以上の市民からのアンケート調査、および100名たらずからのヒアリングによる調査でわかってきたこと。

それは、情報伝達において「まだまだインターネットや携帯電話でやることは無理」ということである。

総務省の調査によると、インターネット普及率は町村部では30%程。

携帯電話は結構持っているものの、まだまだメールやネットの利用が一般的にされているレベルまでは至っていない。

もしかしたらあと5年もすれば状況は様変わりかもしれないが、

現時点では有効な伝達手段は口コミ、そして紙媒体ということになる。

地方だからこそ、ネットの普及は地域インフラに有効と思うが、実際にはかなり難しいようだ。

ちなみに、伊達市は中心部においては光通信が整備され、周辺はxDSL回線が整備されている。

大滝区においては、山間部ながら、ケーブルテレビのおかげでブロードバンドになっている。

2008年1月24日木曜日

久しぶりの大雪!

伊達は北海道でも雪が少ないといわれているが、今日はすごかった・・。
普段雪に慣れていない伊達市としては、こうしてまとめて降ると市民たちも大変なことになる。

除雪等は体勢が整っていないので、町の中心部でさえ道路の除雪が行き届かず、ひどい状態。
これは同じ伊達市でも豪雪地帯の大滝区では絶対にかんがえられない。

もちろん、交通機関は麻痺してJRもストップ。
今日岩手県庁から視察に来た2人は、かわいそうに、「北の湘南 伊達市」の特別な日を味わい、次の行程函館行きの予定をキャンセルしていた。

まあ通常は一冬に1回あるかどうかの天候と言えよう。


道ばたの吹きだまりでハマる車が続出


家の玄関前を見ると20cmは積もっているか


市役所通り中心部でもひどい除雪状態


午後になると融けてこの通り・・・

2008年1月19日土曜日

冬も紋別岳

昨日、朝会社にむかって歩いていると、昨年移住されてきた奥様と道でお会いした。

先日、このまちの地域情報に関するヒアリングでお会いしたばかりであったが、なんとなくそのご夫婦を頭に思い描きながら歩いていたのでびっくりした。

奥様おひとりだったので、「旦那様はどうしていますか?」とお聞きしたら、「今日は天気が良く、朝早くからうずうずしていたのがわかったので、行って来たら?と言ってあげたら喜んで今準備していますよ。」とのこと。

「紋別岳ですね。」と私はすぐにわかった。

気軽に車で10分も行ったところにすばらしい景観を楽しむ山歩きができる。
冬でも天気が良ければ最高の楽しみになるのだ。


夏の紋別岳からまちを見下ろす


まちから見た現在の紋別岳

2008年1月17日木曜日

最高の冬のウォーキング日和


内地(道外)に住んでいる人は、北海道に住んでいる人の冬の生活に興味津々である。

道内で温暖なところとはいえ、伊達もやはり北海道。
東京と比べたら、もちろん格段に冬は寒いのである。
そして雪が少ない・・・とはいえ、やはり多少は降ることは降る。

ここのところ寒い日が続き、最高でもマイナス5度以下の日も多い。
恐らく一番の冷え込みであろう。確かに外は寒い!

しかし、寒いと言ってもせいぜいこの程度。
そんなに辛い日も一冬に10日もあるだろうか。

今日は朝から絶好のウォーキング日和。
このところ降ってめずらしく雪に覆われている歩道をギューギューと音を鳴らしながら歩く。

冬のウォーキングも天気の良い日は実に気持ちが良いものである。

北海道の人は意外と寒がり。
部屋の中は寒冷地仕様で実に暖かいためだ。

でも活動的な人は冬でも歩く。歩くスキーで畑を山を歩く。
体育館で運動をする。温泉めぐりをする。ビニールハウスで土いじりをする。
家の中でそばを打つ。日用大工に励む。趣味のサークルでがんばる。札幌に遊びに行く・・・

冬至がすぎて、すでにどんどん日が長くなってくるのを感じている。
まだ寒い日はつづくが、伊達の冬は北海道では一番短く、3月には春の気配になるのである。

2008年1月10日木曜日

年が明けました・・・

さて、素晴らしい年の始まり。

今日はこの冬一番の冷え込みでマイナス10度を越えている。
まあ冬ですからこのくらい冷えないといけない。
今までが暖かすぎた。

しかし伊達の冬もマイナス10度を越える寒い日は何日もない。
通常の冬は雪も大したこと無いのだ。

今日はお試し滞在されている方と6時半から夜中まで飲んでしまった。
ここの土地の食べ物のおいしいことには、大変感動されていた。

当初の滞在予定期間1ヶ月間を延ばして、春先までご滞在を検討したいとか。

うれしい限りである。

今日のお店
レイラ(フレンチ風)
http://www.mushanavi.com/member/?SINO=329