2007年5月17日木曜日

ご主人はフェリー、奥様はJRで来道

伊達市の「お試し滞在」は市役所が窓口となっている。

実際に移住をする前に、1ヶ月でも住んでみるとその土地の様子がよくわかる。
それに、なんと言っても、その土地に住んだときにどのような過ごし方をするのかを具体的にイメージするための大きな助けになる。

「住む」ことは例え季節移住であろうと、「訪れる」こととは違う。
そこには「生活」がある
のである。

生活をするということは、近くのお店に買い物にいくことであり、地元食材を使って料理を作ることでもあり、地元の小さなイベントに顔を出すことであり、地元のサークルに参加することであり、そして友人を作ることである。

だから移住ということをポジティブに、「さあ、ここでどのように生活しようか」と考えられる方は心配ない。というよりも、時にその熱い夢や大きな期待にこちらが押されてしまうこともある。

幸い、今までお会いしてきた方々はみなさん「行動的」で人生をポジティブに楽しんでいるという点で共通しているようだ。

この日、伊達市役所の方につれてきていただいた方は、約1ヶ月の滞在予定でいらした埼玉からのご夫妻。お二人ともご自分の趣味や世界をしっかりとお持ちで、お互いに共有する趣味をお持ちになりながら、それぞれがしっかりと自立をしているパートナーという感じであった。

ご主人は、現役時代には保険会社の営業畑でご活躍。国内は何度も転勤をされていて、移住するたびにその土地の人たちとの交流を楽しまれてきたという。
引退後は海外への移住も考えられたそうだが、たまたま日テレ系『ザ・ワイド』で伊達市のことをご覧になり、早速お試し滞在を希望されて市役所に申し込みされたとのこと。

将来は『季節移住』を考えられていて、旅行などを楽しみながら過ごされたいということ。
今回は伊達市を拠点にして、あまり来たことのない北海道各地を訪ねたいということだった。

旅なれていらっしゃると思ったのは、奥様がJR東日本20周年の特別切符を活用(2007年5月14〜24日)され、函館までなんと6,000円でいらしたということ。
そして、旦那様はフェリーで車と一緒にいらっしゃったのである。

これから1ヶ月あまり、滞在体験などさまざまな情報を交換させていただくことをお願いした。

どんな報告をいただけるか楽しみである。

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