2007年5月22日火曜日

NHKの放映のあと・・・

3月末から4月半ばにかけて伊達市に滞在しながら、伊達市の「移住コンシェルジュ」としての私を中心に密着取材に来たNHK北海道のクルーたち。2週間以上も私や仲間たちを撮影し、今回は20分くらいの長さで4月末に放送された。5月に再放送もされたということで、モニターの評判(視聴率7ー8%)もまずまずということらしい。

普通であれば絶対に注目されない、この小さな北海道の地方のまちである伊達市は、「移住」をキーワードに全国的にも注目されている、今が旬である。このタイミングで全国に知らしめるいい機会として、我々は「住んでみたい伊達市」のプロモーションを積極的にやりたいと思っている。

そのためには、もちろん、まずはもっと住んでみたいまちづくりの実践をしなくてはならない。
地域ブランドづくりや地域の情報共有インフラなどの環境をつくりながら、住民を巻き込みながら、みんなが「住んでいてよかった」と言えるようなまちに向けてがんばるのだ。

そしてその中で重要な役割を果たすのがマスコミである。

なんだかんだといってマスコミの世間への影響力は大きい。
新聞はもちろん、テレビでいうと、これまでもテレ朝系「サンデープロジェクト」や日テレ系「ザ・ワイド」などで取材を受けるたびに大きな反応があった。NHKラジオでは、読者の一投稿から「心の伊達市民」の登録が一挙に増えたということもあった。

しかし、だからこそ我々の情報の出し方も慎重になる。

新聞も含めて、マスコミというものは基本的に自分たちのストーリー(イメージ)を最初から持って取材にくる。だからそれにそぐわない部分は表に出てこないのである。それだけでなく、そこにはスポンサーのみならず、いろいろな力が働くわけである。

ただ、限られた時間やスペースであまりにもてんこ盛りにするわけにもいかない。現場全体をよく見てより状況を知っている、取材した人間以外(上司であるデスク)にはカットをされたりニュアンスを変えられてしまうというようなこともある。

そんな中で、今回のNHKの現場ディレクターたちは本当にがんばってくれたと思う。

今回の放送を見て、「伊達の良い宣伝になった」と喜んでくれた人が多かったのが何よりである。

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